どれも有名ですが遊んで面白かったボードゲームを並べてみます。もうそろそろ正月で人が集まるシーズンですしね。しかし百聞は一遊に如かず、ボードゲームはルールをだらだらと書いても面白さが伝わりにくいので流し読みをオススメします。
遊んで面白かったボードゲーム達
Monopoly(モノポリー)
まずは王道ですね。すごろく系のボードゲーム「モノポリー」です。結構有名なので遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。プレイ人数は2~8人で、最適は5人です。
どんなものか分からない方に説明してみますと、基本的な遊び方は双六と同じなんです。自分のコマを決めて、サイコロを振って、進めるだけ。普通の双六と違う点はゲーム上の資産(お金)を扱うところ、そして目的がゴールへの到達ではなく他プレイヤーを破産させるところです。殺伐としています。
ゲームの題材は資産運用、不動産でしょうか。各マスに止まればそこの土地を購入でき、自分のお金を投資して次第に家、ホテルを建てることができます。サイコロを振って移動した先に誰かの土地、家、ホテルがあるとお金を払わなくちゃいけないんです。コレを繰り返して他プレイヤーの金を骨の髄まで吸い取ります。結果的に億万長者になったプレイヤーの勝ちになります。
他にも色々ルールがあるのですが細かい部分は省きます。実際に遊んで楽しむほうが良いでしょう。
DOMINION(ドミニオン)
「ドミニオン」は遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングを遊んだことがある方ならピンとくる内容のボードゲームです。ゲームシステムはこれらトレーディングカードゲーム(以下:トレカ)に似ていて、例えば市販のトレカはお店で売っているパックを購入したり、欲しいカードを交換して手に入れたりすることでどんどん所持カードを増やし、その中から自分なりのデッキ(色々なカードの組み合わせ)を事前に作って相手と対戦します。
これに対しドミニオンは、金貨カードで場に準備された山札の中から毎ターン購入し、デッキを構築しながら対戦します。カードは「金貨カード」「王国カード(様々な効果を持つ)」「勝利点カード」と大まかに3種類。様々な効果を持つ王国カードを組み合わせてコンボを発生させ勝利点カードをどんどん集め、最終的に勝利点カードに書かれている合計点数が多い人が勝つ、というルールです。
予め決められたカードの中で戦うので(運要素は勿論ありますが)実力も現れやすい白熱するゲームです。王国カードの効果を見て考えながらデッキを構築する点が肝ですね。コンボが決まれば気持ちいいですよ。
豊富な拡張パックを合わせれば千差万別なゲーム内容が楽しめます。プレイ人数は2~4人、拡張セットによって6人までOKです。
カルカソンヌ
都市や道路、修道院のいずれかの一部が描かれた正方形のタイルを床に並べて、パズルを完成させるかのように絵柄を繋げていくゲームです。プレイヤーは順番に山札からタイルを引いて床に置き、見事絵柄を繋げられたら得点が入り、最終的に合計点数の高い人が勝利です。
こんな記事『これは麻雀?囲碁?ドイツのボードゲーム「カルカソンヌ」が面白すぎる件』があるように囲碁と麻雀のゲームシステムといくつか似ている点があります。(というか詳しく解説しているのでカルカソンヌについてはこちらの記事を読むのが良さそう)
これまたドミニオンと同様拡張セットがあります。プレイ人数は2~4人(拡張セットで5人)までOKです。
ごきぶりポーカー
名前に「ポーカー」とあるようにカードを揃えて遊ぶゲームですが、しかしルールはカードが揃ったら負けと間逆な内容です。
カードには8種類の嫌われ者の動物(ゴキブリ、コウモリ、ハエ、カエル、ネズミ、クモ、サソリ、カメムシ)が描かれており、これを相手に押し付け合いながら遊びます。手札からカードを伏せて場に出し、例えば「これはゴキブリ」と宣言し、相手はその宣言が本当か嘘かを当てます。もし相手がカードの絵柄を見破れなかった場合、相手にカードを押し付けられます。逆に見破られるとカードは自分の場に溜まっていきます。こうして相手にカードを押し付けられないと永遠と自分の番が続きます。同じ絵柄のカードが4枚揃うか、手札が無くなれば負けとなります。
トランプの「ダウト」に近いルールですね。ブラフをかけたり同じ相手を攻め続けるなど人間のいやらしい一面が出てしまう可能性があります。でもこれが面白いんですよね。
プレイ人数は2~6人、プレイ時間は20分ほどです。
DOMEMO(ドメモ)
各プレイヤーは1~7の数字がプリントされたドミノを麻雀のように立てて配置します。ただし、自分自身に自分の手札(ドミノ)の数字が見えないように。他プレイヤーの数字は確認できるので、その中から推理して自分の手札の数字を当てるゲームです。
数字の個数は決まっていて、1が1枚、2が2枚、3が3枚…、7が7枚と数字の数だけドミノがあります。各プレイヤーの手札の他、残ったドミノのいくつかは数字がわかるよう表にして場に置き、残りのドミノは数字がわからないよう裏にして伏せます。なので、相手の手札以外に場に置かれたドミノからも推理することになります。そしていくつかは裏に伏せて完全に分からない状態なので運要素(確率)も絡みます。
プレイヤーは順番に自分の手札の数字を推理して宣言し、当たっていたら次の番のプレイヤーが判定して手札からドミノを抜き取り場に置きます。これを繰り返して手札を0にしたプレイヤーが勝利します。
自分、相手ともに宣言した数字を記憶しておくと推理が捗ります。とってもシンプルでプレイ時間も短い、けれど遊びごたえ充分な質の高いボードゲームです。プレイしていると「え!違うの!?」という言葉をよく耳にする気がします。
プレイ人数は2~5人です。ここ最近一番新しく遊んだボードゲームでした。
今回ご紹介したボードゲームでは「カルカソンヌ」「ごきぶりポーカー」のみドイツ製ですが、ボードゲームと言えば「ドイツ」らしいです。モノポリーとドミニオンはアメリカ産、DOMEMOはイタリア産のようですね。
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