サイト移転(ドメイン変更)してから新たにCloudFlareの設定をしたんですけど、CloudFlareの公式プラグインが出ているのを発見。(結構前から?)
こちら『WordPress › CloudFlare « WordPress Plugins』からダウンロードするもよし、WordPressの管理画面「プラグイン > 新規追加」するもよし。
設定もAPIとメールアドレスを入力するだけの簡単なモノです。
そもそも何のプラグインなの?
そもそも何のプラグインなのでしょうか。その説明はプラグインページに英語で記述されています。要約してみると
- スパムの本来のIPが表示される
- スパムが来たら対策のためCloudFlareに情報を送信する
- 開発者モードの切り替えが出来る
ということらしいです。
スパムの本来のIPが表示される
1つ目の「スパムの本来のIPが表示される」ってのは、どうやらCloudFlareを使っているとスパム送信者のIPがCloudFlareのIPになってしまうことがあるようで。
先日、スパム投稿されたコメントのIPアドレスを確認したら、CloudFlareのIP帯からのものがあった。CloudFlareがリバースプロキシとして動作していることは知っていたけど、接続元情報は正しくWordPressまでフォワードされているかと思っていた。実際は違うらしい。
WordPressとCloudFlare(クラウドフレア) | TrippyBoyの愉快な日々
この不具合を正す機能がこのプラグインにあるんですね。
スパムが来たら対策のためCloudFlareに情報を送信する
スパム対策に役立てるため、スパムが来たらその情報をCloudFlareに送信する機能があるようです。
但し条件としてWordPress側でスパム認定する必要があります。
開発者モードの切り替えが出来る
プラグインページの下に開発者モードの切り替えを容易に行えるボタンがあります。
開発者モードにすると3時間キャッシュを無効化出来ます。CSSやphpファイルを修正して即時反映させたい時に必要な機能ですね。
ちなみに公式サイトから開発者モードにする設定はこちらの過去記事に書いてます。CloudFlareのキャッシュを一時的にOFFにする | increment Log
CloudFlareのAPI設定
それではCloudFlareプラグインのAPI設定についてです。設定に必要なのはAPIキーとメールアドレスのみ。
CloudFlareのサイトにログインし、APIキーとメールアドレスを確認しましょう。
ログイン後、上部メニューの「Account」をクリック。
My Accountページに移動するので、「Your current email address is:」と「Your API key is:」の後に続くメールアドレス、英数字をコピーします。
メールアドレス、API Keyをプラグインの設定欄に入力します。
APIキー、メールアドレスを入力したら左下にある「Update options」をクリックして保存。これだけで設定は終わります。
設定完了後にも上部に黄色文字で「Could not find your domain via CloudFlare API, assuming your CloudFlare domain is: ドメイン名」と注意書きが出てしまいますが、しばらくするとAPI設定を認識して消えてくれます。
プラグインページで「私たちはWordPressでCloudFlareの上のすべてのユーザーがこのプラグインを使用することをお勧めします。」と言っていますし、CloudFlareをWordPressで使うなら是非とも入れておきましょう。
もう一つ「注:このプラグインはAkismet、W3 Total Cacheを補完するものである。私たちは、あなたがそれらのサービスを継続して使用することをお勧めします。」とも言っています。キャッシュ関係の設定が出来るプラグイン『W3 Total Cache』にあったCloudFlareの設定は消えてしまいましたし、このプラグインが担っているのでしょうか。